在籍選手を金で売るサッカー
世界的に見ても、サッカーほど競技人口も観戦人口の多いスポーツはありません。その分、様々な部分で注目される事は必然ではありますが、最近の傾向としてお金で動きが注目されています。特に多くの資産を所有している中国人がオーナーの中国リーグのチームに世界的にも有名な選手が続々と移籍しているのをみることが多くなってきています。
中国は、アジアの中で徐々に実力をつけつつあるチームではありますが、それでも世界的にみればサッカー後進国といっても過言ではありません。そのような国のプロリーグに有名選手が在籍する最大のメリットはやはり金であると思われます。欧州リーグでも考えられないような年俸を支払い、有名選手を獲得するのですが、多くの選手が一年を待たずまた移籍をしていきます。
これはやはりサッカーのレベルや環境、更に給与の未払い問題などの発生が多くあることに起因しています。更に中国だけでなく、欧州でも問題になっているのが移籍金です。世界的にみてもトップクラスの選手に設定される移籍金の高騰は近年問題になりつつあり、数百億円に設定される事も少なくはありません。純粋にサッカーを楽しむのではなく、マネーゲームの一環になりつつあることに不安を感じます。